就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

世の中の多くがサイヤ人の到来を待ち望むことの問題点

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「世の中がサイヤ人を、サイヤ人が作ったものしか求めなくなっている」これは以前、ブロガーの小飼弾氏が言っていた言葉です。それはどういうことか?というと、タダで手に入れられるモノの割合が増えてしまったことにより、お金を出してまで手に入れようとするモノが減り、お金をわざわざ出す人が減った。ということが挙げられるでしょう。音楽なんて、ニコニコ動画Youtubeを漁れば、ある程度のメジャーな曲は高音質で聴くことができ、明らかにお金を出して音楽を買うという行動をする必要性が低下してしまっています。

 

私も以前よりはCDを買う傾向はなくなっています。増えたのはファイルごと買うというものです。moraなどのサイトから1曲あたりで購入するという方法です。こちらの方が安いんです。欲しい曲だけをピンポイントで買えるというメリットもありますから。それでも、たまにはCDも買っていますけどね。ただ、全体でいえば、CDの売り上げはどんどん落ちているし、音楽業界は逼迫しているかもしれません。つまり、この状況でCDを買おうなんて行動は、本当に自分が応援している、好きなアーティストのみしか生まれづらい。各人にとって、サイヤ人的資質を持った人のみということです。

 

そういった理由で、業界によっては売り上げが落ちているので、新たに採用する人は必要だけど、本当に最低限の人数で、かつ売り上げアップに貢献してくれるようなサイヤ人ですね。そういったごく少数のエリートにしか興味を持たなくなってしまっている。これが厳選採用と言われる所以なのかもしれませんが、本当に適当に採用者を選んでいる余裕もないのです。本当に必要な人を必要な人だけ採用する。1人あたりとも余計な人を雇っている余裕はないのです。

 

タダのもの以外でも、ハイクオリティのものがどんどん生み出されてきたことにより、従来のクオリティのものに満足しない人が増えた。そんな程度のものじゃ、いちいち金は出さないよ!といったものが増えた。私たち消費者がサイヤ人が作ったモノじゃないと、お金を出そうとしない傾向が多少なりとも見え、それによって業績が伸びない企業はサイヤ人しか雇わない。厳選採用は企業全体として見られるものではありますが、お金を出してまで手に入れようとするモノのハードルが以前と比べて格段に上がったことで、それがいろいろなところへ波及してしまっていて、これからを生きる若い人たちに影響が出てしまっている面も少なからずあるということでしょう。

 

サイヤ人が素晴らしい商品を生み出していけばいくほど、地球人が作ったモノは売れづらくなり、地球人を多く抱えた企業は業績が下がります。すると、リストラが進んだり、新卒の採用活動も縮小するといった動きが見られそうです。世の中全体が便利になったり、イノベーションが生まれていけばいくほど、実は別なところでは、厄介な問題が生まれてしまっているのかもしれません。最近の傾向でいうと、例えば、東大生などがネット上に無料の予備校を作りました。彼らは「勉強するのにお金がかかるのはおかしい!」ということで、有志を募って専門的な授業を収録し、それをネット上で動画配信するという試みをしています。

 

少なくとも、授業のクオリティでこの授業に劣ってしまうと、予備校に通う人は減りますよね。こういった新たなイノベーションは予備校関係者にとっては戦々恐々かもしれません。こういったサイヤ人の有志による試みは益々、私たちにとってお金出してまで買うもの、利用するサービスのハードル上げてしまったということは言えるかもしれません。こうしたある種のタダ競争が激化すると、益々サイヤ人による新たなイノベーションを期待してしまいがちですが、それには実は負の側面もあるということです。

 

 

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