就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

「生活保護は働くより楽、羨ましい」と言う人が申請しない矛盾

【スポンサードリンク】

生活保護の生活って羨ましいでしょうか?私はそうは思わないのですが。生活保護を実際に受給している人に対しては、「羨ましい」とか、「楽な生活をしている」とか、そういう羨望の眼差しとはちょっと違う、皮肉をこめた言葉が投げかけられることがあります。非受給者が毎日せっせと働いている中、生活保護受給者は朝から晩まで、のんびりと怠惰な生活を送っている。働く気もなく、楽な生活をしている。そういう勝手なイメージを持っている人が多いのではないか?と思うのです。そういう人が皆無ではないでしょうけど、それが生活保護受給者の真の姿みたいに捉えられるのは、ちょっとおかしいと思いますし、ただの偏見だと思います。ただ、生活保護受給者の生活が働いている人と比べて、本当楽なのか?羨ましがれるような毎日を送っているのか?その答えが非受給者自身が示してくれている気がするのです。

 

というのも、非受給者、特に普通に働いている人たちですね。彼らはどうして生活保護を受給しないのでしょうか?もっと言うと、どうして生活保護を申請しないのでしょうか?受給は審査があるから分からないにしても、申請をすること自体は誰にでもできますよね。本当に生活保護が羨ましいなら、本当に生活保護を貰う生活の方が楽なら、どうして生活保護の申請ラッシュみたいなのが起きないのでしょうか?生活保護の受給者数は徐々に伸びてきているようですが、これは自然に増えている分でしょうし、生活保護が働くより楽だとかいう話はずっと前から出ていたと思いますけど、それから普通に働いていたサラリーマンが仕事辞めて生活保護を申請しまくる!なんて現象は起きたでしょうか?

 

そういう事態が起きないのは、結局文句は言いつつも生活保護生活は嫌だと思っているからでしょう。批判されるし、叩かれるし、貯金とかも自由にできないし、お金の使い方とかもケースワーカーに監視されるし、刑務所にいるわけじゃないけど、あまり自由がないんです。本来は自由なんですけど、自由を感じられないような精神状態になってしまうと思うのです。それが苦痛だったり、不都合だったろするので、だったら働いた給料で、誰からも非難を受けることなく、好きに使って生きていくという方がマシだと考えている。だから、みんな仕事も辞めないで働き続けるのではないでしょうか?実際、労働っていうのはお金を得る以外にも多分得るものがあると思うんですよ。例えば、「生きがい」を見つけられる場であったり、仲の良い人間関係ができる場であったり、汗水たらして充実感が得られたり、とかそういうメリットも仕事によっては少なからず存在していると思います。

 

確かに効率よく生きるためのお金を得るだけなら、生活保護の方が効率的といえるかもしれないし、優れているのかもしれない。でも、働いてお金を得ることと生活保護でお金を得ることに比較対象にすべきポイントはそこだけじゃないと思います。今挙げたような点は生活保護の方が優れているでしょうか?優れていないと考えたから、働いた方が優れていると考えたから、もっと言うと、お金を稼ぐことの効率性以外の観点からも比較検討した結果、総合的に見て生活保護よりも普通に働いた方がマシだ。と考えたからこそ、生活保護の生活を選ばないで、働き続けているのではないでしょうか?にもかかわらず、生活保護受給者を貶めるような、皮肉をこめた発言を行うのは、生活保護よりも働く方がマシだと思いながらも、日々の仕事で大変な思いをしたとき、辛い経験をしたときなどに、生活保護の「働かなくてもお金が貰える」という側面に憤慨して、気に入らない対象として叩くための口実に使われているのだと思います。でも、その行動はこれまで説明した通り、矛盾しているのです。

 

したがって、私自身も働いた方がマシだと考えています。生活保護は本来は受給者自身が貶められるようなことあってはならないと思います。そういう風潮があるからこそ、私だっていざというときには受給をすることを積極的に行えず、他の人たちも本当は受給したいのに、遠慮してしまう人が増えているのでしょう。捕捉率20%という現実には非受給者が作り上げたと思われる「生活保護は恥だ」という風潮がやはり大きいと思います。社会保障セーフティネットを崩壊させているのは彼らですよ。生活保護自体は国民誰もが、いざというときには受給できる権利を持っているので、罪もない生活保護受給者に対して、無視できない罵声を浴びせるような人は、個人的には生涯にわたって、生活保護を受ける権利を放棄したと見なして良いと思いますけどね。国や自治体は生活保護の支出が増えないことは、むしろ万々歳と思っているかもしれませんが、生活保護制度を機能不全に陥らせている張本人は、生活保護制度の受給対象者から、本当に除外してほしいと思っています。

 

14歳からわかる生活保護 (14歳の世渡り術)

14歳からわかる生活保護 (14歳の世渡り術)

 

 

あわせて読みたい記事