就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

生活保護受給者を結婚式に招待すべきか?

【スポンサードリンク】

昨日、はてなブックマーク内で話題になっていた話で、「生活保護受給者を結婚式に呼ぶか?」で、夫と妻で意見が分かれていたというYahoo知恵袋の投稿(生活保護者は招待しないものなのでしょうか。 主人と結婚式のことで揉めていま... - Yahoo!知恵袋)がありました。生活保護受給者に対する世間の目が異なっている1つの表れかと思いますけど、個人的には見ていてあまり良い気分にはならない投稿でした。特に夫の方が生活保護受給者の従姉妹を結婚式に招待するのに反対しているようですけど、妻の方は招待したいと考えているようです。私は生活保護受給者を招待しないことが一概に間違いだと思いませんけど、その理由がこの夫の人とは異なります。例えば、以下で引用させていただいた部分です。

 

主人は生活保護を受けている従姉妹は招待したくないといいます。
理由は、国に面倒を見てもらっている人間、だからだそうです。
仮に結婚式に参加したとしてもご祝儀はもらいたくないといいます。

 

うーん。生活保護受給者が国に面倒を見てもらっている人間というのは、別に間違いだとは思わないけど、このご主人は国に面倒を見てもらってないのでしょうか?はっきり言って、そんな人間いないと思うんですけどね。経済的な面からいえば、このご主人が平均的な給与を貰って生活している人間であれば、例えば累進課税制度とか、何らかの所得の恩恵は受けていると思うのですが。あと定額給付金とかも貰わなかったのかな?生活保護を受給する権利は一応国民が平等に持っているはずで、実際にこの従姉妹は何かが原因で鬱病になってしまったらしいのですが、そのアクシデントで受給資格をたまたま満たしたから受給しているのに過ぎないわけでしょう?あなたも同じ目に遭うか?分からないのに、よくそこまで否定できるなー。と思います。

 

 

国に面倒を見てもらう人間に対して嫌悪感を持つのは自由だと思いますけど、それを言うのなら、生活保護や失業保険の受給資格を自ら剥奪するように、自治体や会社に訴えるとか、所得にかかわらず最高税率の税金を別途常に払い続けるとか、要は国から政策によって受けている恩恵を全て取っ払う行動をしないと説得力がないと思うのですが。それとも生活保護は面倒を見てもらっていることになるけど、自分はそうじゃない。と言いたいのでしょうか?何か生活保護だけを悪い意味で特別扱いしているような風に見えてしまうのですけど。個人的にかなり偏見が強い人に思えてしまいます。

 

主人は生活保護を受けているということで、その人の中身を見る以前に人として見ることができないと言います。
生活保護を受けているということは国民の世話になっているということ、税金を払っている以上従姉妹が参加してほしくないと言う権利がある」と言われました。

 

「人としてみることが出来ない」というのは、もはや犯罪者同然ということなのでしょうか?ここまで言われちゃうと、私が奥さんの立場なら、結婚したいなんて気持ちは当に消えてしまいます。それくらいの酷い言い草に思えてきます。別に税金を払っている、払っていないにかかわらず、出席者を選定する権利は余裕であると思いますけど、今回の場合は鬱病が原因みたいですけど、例えばそもそも仕事を探していても、採用されなかったり、嘘の求人を紹介されて、そこが酷い職場ですぐに辞めちゃったり、上司からのパワハラが酷かったり、労働環境が過酷過ぎて再起不能になったり、いろいろな理由で生活保護の生活に陥ってしまう人がいるはずです。例えば、上記の原因でいえば、悪いのは生活保護に陥った人でしょうか?いえいえ、違うと思います。基本的には国の労働、雇用に対する政策が行き届いていないことが原因です。今はブラック企業やそれに近い経営をしている企業が多い中、下手すりゃ会社に殺されるかもしれない中で、会社をあらかじめえり好みする求職者がいて当たり前だし、ハローワークにある求人は実際嘘の求人で溢れかえっているというのは事実みたいですし、労働環境的に酷い職場があるのも間違いなく事実で、中には鬱病等になって社会復帰が困難になる人も多くいるでしょう。

 

これら実態が生まれたのは会社自身か、それを取り締まる、監視する役目の国が原因でしょう。要は法律を守らない、嘘の求人を平気で載せようとするような会社が多いということ、そういう企業を野放しにしている国があるということ。原因として大きいのはここだと思います。「働けない人」ということを語るときに、健常者以外の物理的に「働けない人」ではなく、今言ったようなことが原因で「働けない人」がいるということを多くの人にわかってほしいのです。おそらく物理的に働けない人以外は全員働けるだろ?と思っている人が多いと思うのです。今回の鬱病になってしまった従姉妹の原因は分かりませんけど、本人ではなく社会から受けた何らかのダメージが原因で鬱病になってしまった可能性もあるのです。だから、生活保護を受けざるを得なくなった原因を、受給者自身に押し付けるような言い方をするのはしっくりきません。社会によって受給者にされた可能性が大いにあると思うのです。

 

生活保護を受けている人間は区別されるということを教えなければならない。結婚式はお前も主役だけど、俺も主役。大事な日だからこそ折れたくない」と、この一点張りです。

 

本当にこのご主人の偏見ぶりも徹底されているな。としか思えませんけど。先ほども言ったように、生活保護受給者は区別されて、あなたは区別されない理由を是非教えてもらいたいですけど。そもそも税金を払ってきたのだから、いざというときに生活保護を受ける権利は誰にもあるはずです。それを実際に受けている人が区別されないといけない。こういうことを言う人がいるから、本当に生活保護を受けることが恥だと勘違いし、受給を躊躇い、捕捉率は一向に上がらず、中には餓死したりするケースもあるわけでしょう。別にこういう人を「人殺し」と呼ぶつもりはないですけど、本来なら救われた命が犠牲になってしまった原因の一端を担っているのは間違いないと思います。人が死ぬ原因を作っている、そういう原因を形作る言動であることは間違いないと思うのです。

 

先ほども言ったように、生活保護を受けないといけない人の理由は、それこそその人自身よりも国や社会の責任があるケースが多いのではないか?と思います。国や社会が行うのは就労支援ばっかで、現実の労働環境を改善させたり、法律の遵守を徹底させたりということはほぼ行われません。人を働かせる前に、人間が問題なく働くための土壌つくりをするのが先ででしょう。それをしないでただ働かない人を働かせることでどんな意味があるのでしょうか?ブラック企業が溢れている中で、一体誰が好き好んで働きたいと思えるのでしょうか?そんな環境の中、労働者を無責任に飛び込ませても、辞めてしまう、続かない原因が往々にしてあるのだから、また生活保護の生活に戻るだけですよ。意味がないんですよ。そして、せっかく雇ったのにすぐに辞められてコストがムダにかかっただけで会社の方も困る。ほら?良いことなんて1個もないじゃないですか!?国や社会が行っているプロセスが順番がおかしいのです。したがって、生活保護受給者を責めるのではなく受給者を作り出す元凶となっている国や社会を責めるべきだと思うのです。

 

しかし、以前「強者に歯向かえないから、弱者を叩く日本人の国民性 - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog」の記事でも書いたように、国や社会という大きな存在には立ち向かえず、弱者にしか歯向かえない人が多いというのは、まさに今回もそうかな?と思います。今回のご主人に関しては生活保護受給者の実態について、ほとんど何も知らないでただ批判しているだけに思えてしまうので、その説得力がほとんど皆無に思えてしまいます。もう少し実態について調べたら考えも多少は変わるかもしれませんね。冒頭で話した、私が今回の従姉妹を結婚式に招待しない理由というのは、結局は経済的負担がかかってしまうからです。ご祝儀、交通費、宿泊代などで多くのお金がかかるでしょうし、それこそそんなお金をかけてしまっては、一応最低限の金額を受給している生活保護費がすぐなくなってしまい、それこそ本人たちの生活が危うくなるのでは?と危惧したからです。本人がなんとか工面してどうしても出たいというのなら話は別ですけど、基本的には結婚式に出席する経済的余裕がないと思われる人は招待しない配慮というのも間違いではないかな?と思ったからです。そういうわけで、私の理由はご主人とは全く異なります。

 

 

このご夫婦はこの先上手くやっていけるのか?ちょっと心配ですね。私なら無理っぽい。

 

14歳からわかる生活保護 (14歳の世渡り術)

14歳からわかる生活保護 (14歳の世渡り術)