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条件面で不利な日本馬だからこそ、凱旋門賞を勝つ意味がある

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日本馬が今年2014年もフランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に出走します。今年は史上最多の3頭ジャスタウェイゴールドシップハープスターを送り込んできた日本ですが、今年はいよいよ勝てるのでしょうか?そんな期待が私を含めて、多くの競馬ファンの間にあったことでしょう。去年も期待は凄かったですけどね。2012年に惜しすぎる2着だったオルフェーヴルとその年のダービー場キズナのダブル参戦で沸きました。結果はオルフェーヴルが2着、キズナが4着ということで、惜しかったは惜しかったものの、優勝したフランスのトレヴとは大分話されての着順だったのです。競馬に詳しい方はご存知でしょうけど、日本のG1レースと比べても、フランスの凱旋門賞は斤量の差がかなりある。要はハンデがかなりつけられているということです。

 

凱旋門賞は3歳馬に非常に有利と言われており、過去に優勝した馬は多くが3歳馬というデータからも、有利といえてしまう要素はあるのかな?と思います。これまで参戦してきた日本馬はほとんどが4歳の牡馬です。最も重い59.5kgを背負います。逆に3歳牝馬は最軽量の54.5kgです。この5キロの差というのは、世界中のレースを見渡しても、そこまである斤量差ではありません。2012年はそんな逆境に立たされた4歳牡馬だったオルフェーブルがあと1歩のところまでいったのです。でも、勝てなかった。2013年はオルフェーブルと5キロもハンデを貰ったトレヴが優勝しました。これを受けてというか、その前からもそうでしたけど、この凱旋門賞の斤量設定については、疑問視する声が後を絶たないのです。フランスと日本の競馬文化の違いといえば、その通りでしょう。年齢、性別によって斤量はどれだけの差を設ければ適切なのか?というか、そもそも斤量に差をつけることが適切なのか?という議論も今後も続いてくでしょう。

 

さて、今年はいよいよ勝てるのか?今年の凱旋門賞は抜けた馬がいなく、混戦必至と言われていました。それだけ日本馬3頭にもチャンスがあったということでしょう。ただ、私はレース前の段階では、日本馬が勝つ確率は25%くらいだと思っていました。全部で20頭出走し、そのうちの3頭ですから、単純な確率だと7分の1です。一応、日本馬の実力は分かっているつもりですから、それを考慮すると、これくらいの確率だろうと思います。凱旋門賞は基本的に強い馬、一定以上の実力のある馬しか出てきません。そうなると、20頭のうちの3頭しか日本馬がいないわけですから、そりゃ客観的に見て勝つのは難しいですよ。おまけに道中は駆け引きやポジション取りなどの問題もあって、そもそも馬の実力が最大限発揮できるか?も分からない。運要素も相当あると思うのです。

 

日本馬もこれまで強い馬を何頭も送り出してきましたが、勝てなかったのはこの確率の問題が大きいと思います。出走場のうちの過半数を日本馬が占めるとか、そういう状況でもあれば、かなり期待は持てると思いますけどね。また、完全アウェーで競馬をしないといけないというのもあります。日本の競馬場とフランスの競馬場は馬場の質がそもそも全く違うと言われており、日本の強い競走馬が仮にフランスで凡走するとしたら、それは馬場の違いによるものとも言われています。普通に考えたら、フランスでやるんだから、輸送の負担もかなり少なく、慣れている競馬場で走れる。騎手も慣れている競馬場で手綱をとれるフランスも競走馬が1番有利なのは間違いないのです。例えば、2012年の凱旋門賞で惜しい2着に敗れたオルフェーヴルを負かしたのはフランスのソレニアという馬です。この馬は凱旋門賞優勝というこれ以上ない名誉を得たものの、その後日本で開催されたジャパンCに出走すると、13着と惨敗を喫します。オルフェーブルも同レースに出走しましたが、こちらはハナ差の2着でした。スポーツでよくあるホーム&アウェー方式に則るなら、この2レースを見て分かるのは、確かに凱旋門賞優勝馬はソレニアだけど、強かったのはオルフェーブルだよね。ということでしょう。

 

条件が一気に不利になると惨敗を喫するソレニアと、条件がかなり不利でも2着に食い込むオルフェーヴルの実力差はやっぱりあっただろうなと思うのです。ここに日本馬が凱旋門賞を勝つ意味を見出せると思うのです。日本馬にとって、フランスの凱旋門賞は有利に働く条件というのはほぼない。不利に働く条件は探せばいくらでもある。そんな状況で勝ったならば、誰にも文句を言われる余地がないじゃないですか?去年のトレヴのときには、1番言われたのは斤量です。でも、私はフランスの競馬なんだから、フランスの馬が勝ちやすいに決まっている。スポーツはどれを見ても、自国開催の選手、チームがだいたい良い成績残してますからね。スポーツは全員が平等な条件で行うことは難しいですけど、自国開催の有利さというのは、疑いようがないと思うのです。

 

別の例でいうと、ブラジル開催のワールドカップで仮にブラジルが優勝したとしたら、私はそりゃ自国開催のブラジルが1番有利だったからね。と思ったことでしょう。結果はベスト4でしたけど、逆に南米開催でこれまでヨーロッパのチームが優勝したことがないという逆境を跳ね除け、グループリーグから死の組に位置していたドイツの優勝はかなり価値のあるものだったでしょう。今回の日本馬の凱旋門賞挑戦とドイツのブラジル開催でのワールドカップ優勝はそこに共通の価値を見出せると思います。また、血統についても日本馬は不利と言われている。血統については私は詳しくは語れないのだけど、専門家によると日本の主要レースで好走する馬の血統というのは、欧州の競馬では実力を発揮しづらい血統なのだそうです。日本の競馬に向く血統というのは、欧州の競馬には向かないというのが定説みたいで、そんな中で日本馬が優勝すれば、それこそ常識を覆す、凄いことになってしまうということになります。

 

日本馬にとって、ほぼ不利な条件しか揃わない凱旋門賞を勝つということは、それが確実に名実共に世界一であるという証明になるでしょう。逆にフランスや他の欧州馬は日本馬と比べると、相対的にこれ以上ない有利な条件でやれている。後になって「たられば」で、もしかしたらフランスや他の欧州馬が勝っていた!と言われるような余地がほぼないのですから、この中で日本馬が勝つというのは、まさに世界チャンピオンという名に相応しいと思うのです。完全に実力で勝った。しかも、不利を覆すほどの圧倒的な実力の差があったと認められるでしょう。逆にフランスの開催のレースでフランス、または欧州の馬が優勝して、それで世界一というのは、負け惜しみかもしれないけど、どうも腑に落ちないですよ。そりゃ相対的に有利ですからね。アドヴァンテージを持っての優勝にどこまで価値を見出せるか?ソレニアみたいに日本のレースでは全く歯が立たないところを見ると余計にね。ってなわけで、日本馬が実力のみで勝つところを見てみたかったわけですよ。

 

2014年の凱旋門賞は残念な結果になり、まさかのトレヴ連覇ということで、これは実力を認めざるを得ない感じですよ。日本にとっては不利でしかない条件の中挑むわけですから、勝てなくて当然のレースです。だからこそ、勝ったときにはどの国の競走馬よりも高い評価を得られるのでしょう。オルフェーヴルの2年連続2着というのも、完全アウェーの中で戦わないといけないことを考えると、トレヴの連覇に等しい快挙なんじゃないか?と思うくらいです。ただ、今年は終わってみれば前哨戦はフランスで走らせていても良かったかな?と思いますね。トレヴについては、日本のジャパンCに参戦して、是非日本馬と日本の競馬場で戦う姿を見せてほしいですね。こんな快調な競馬はできないと思いますから。それにしても、注目の1頭だった2番人気フランスのエクトは17着、同じくフランスの1番人気アヴニールセルタンが11着ということを考えると、20頭という多頭数の中、日本馬も健闘した方かもしれません。フランスの有力馬には先着しているわけですから。特にハープスターに関しては斤量差を生かして、最後の直線は1番後ろの20番手から14頭を抜き去ったので、彼女らしい競馬はできたと思います。日本馬の中ではかなり良い脚使ってましたし。ただ、20頭というあまりに多い頭数とそれによって馬群が縦長になって、かなり先頭から離れた位置取りを余儀なくされたことはレースの道中を見ていて、敗因として大きかったように思います。例年の頭数なら馬券にはせめて絡めたかな?と思います。凱旋門賞に関しては、また来年、期待しましょう。夢は来年にとっておきましょうか!

 

 

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