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公務員はどうやって選ばれる?「公務員試験のカラクリ」を読んでみた

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公務員試験に関するコラム的な書籍というのは、なかなか見当たらない。というか、出す人がなかなかいない。公務員試験関連の書籍で賑わうのは、受験生に向けた参考書やアドバイスを謳った本であって、就職活動でいうところの「就活のバカヤロー」という過激な本は少ない。しいてあげるのなら、以下で紹介する「公務員試験のカラクリ」くらいしかないのです。私は公務員試験の勉強をした経験のある人間として、ちょっと興味があったのでAmazonで買って読んでみた。公務員試験についてある程度知っている私からすると、頷ける部分、共感できる部分は非常に多かったのです。一般の人、公務員になろうと思ったことがない人、公務員試験を受けたことがない人は、公務員はどうやって選ばれているのか?もっと言うと、就職活動と対比して、どういう試験の仕組みや内容になっているのか?知らない人がほとんどだと思います。

 

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

 

 

アマゾンのレビューにも書かれているけど、この本は公務員試験について何も知らない人こそ読んでほしいものですね。日頃から嫌われることの多い公務員はどうやって選ばれているのか?それを知ると、公務員に対する見方もちょとは変わるかもしれない。是非、多くの人に手にとって、そして読んでもらいたい一冊ですね。さて、内容の紹介は、中身がかなり詰まっているので、何を取り上げたら良いのか?分からないのだけど、この本を読んで思ったのは、この本の著者は公務員についての正義感に溢れているんだろうなー。ということです。実は本の中にも書かれているのだけど、彼は「余得」という言葉を使って、その余得に惹かれて公務員になろうとしている人をかなり批判しています。余得というのは、公務員だけに存在する特権のようなものです。安定とかが代表的でしょうか?

 

本当に公務員の仕事に惹かれてとか、公務員になって、こういったことを実現したい!といった志を持った人に応募してきてほしい。といったことを伝えたいのかな?と言うことが窺えます。ただ、本書の後半では、一部の自治体では、公務員への人気があまり芳しくなく、応募者数があまり伸びていないということも指摘されており、応募者数を伸ばすために、様々な案が掲載されています。例えば、民間企業を目指している学生に目を向けてもらうために、筆記試験のハードルを下げるとかがそれです。それは公務員試験の筆記試験を現行のものから、SPIと同等のものにするといったものです。SPIならば、民間企業を回っている学生も公務員試験専門の勉強をしないでも受験できる。といったメリットがあり、確かに公務員試験への応募者が増えるかもしれない。ただ、それだと、結局手間のかからなさ(公務員試験専用の勉強をしないでも良い)に魅力を感じて応募する受験生が増えるだけで、公務員としての志を持った受験生が増えるとは思えない。

 

結局、著者が指摘しているような、安定とかの余得などに惹かれて公務員試験を受験する人が増えるだけのような気はしてくるのです。そういった意味で、前半と後半で言っていることが矛盾している気はします。そして、そもそもその公務員についてくる余得を目的に公務員を目指すことがそんなに非難されることだろうか?と思います。というか、余得を全く度外視して、公務員を目指してくる方が、むしろ不自然というか、そんな受験生探す方が難しいだろ。と思うくらいなのです。それを受験生に求めても無理というか、受験生の心のうちなんて分からないのだから、それを求めてもどうしようもないと思う。それに私が言いたいのは、以前「公務員試験の志望動機の例で、「安定」が非難されるおかしさ - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog」の記事でも書いたんだけど、安定とかの余得を求めた受験生の何がダメなのか?私には理解できないのです。何か不都合でもあるのだろうか?私は安定を志望動機にして公務員になろうとした人がいたとしても、それだけでその人が真面目に仕事をしないとか、そういうことではないと思うのです。

 

実際、ネットで見聞きした情報になってしまうのだけど、面接で「安定」と同道と豪語した受験生でも、合格したという例があるみたいです。安定は確かに面接官の印象が悪いとは思うが、だからといって全員がそれだけで落とすわけではないと思うし、中には案外評価してくれる人もいるということでしょう。具体的にこういったことを実現したい!という受験生は、確かに公務員としての志に溢れていて、イメージとしては良いかもしれないが、公務員ってのは部署移動が多くて、本当にいろいろな仕事を任されるジェネラリストの典型例だと思う。つまり、やりたい仕事ができるか?どうかも怪しいし、できたとしても、公務員生活の長いスパンで見れば、やりたくない仕事の方が圧倒的に多いはずだ。そうなると、仕事の内容に重きを置いて公務員を目指すのであれば、じゃあやりたくない仕事を真面目にやるのか?という疑念は常に付きまとうと思います。安定というのは、クビにならなければ、程度の差はあれ、サラリーマンと比べたら相対的にずーっと保障されるものだと思うから、仕事を怠けるモチベーションの低下ってのは起きづらいのではないか?と思う。

 

後半は本に対する批判になってしまったけど、全てがそういう批判するような内容ではなく、自分としても共感できる内容もかなりありました。是非、公務員の仕事をしている人、公務員試験を受験したことがある人、公務員の仕事や公務員試験についてよく知らない人も読んでほしいと思います。

 

 

 

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