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「どっちも正しいと思っているよ。テロや空爆なんてそんなもんだよ」

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フランスで起きた同時多発テロ事件は、世界各国への影響も大きく、いろいろな波紋を呼んでいます。世界の風潮としては、テロを起こした側への非難が非常に過熱していますが、私はこの問題に関しては、あまり関心を示していない。というか、他の事件とあまり変わらない態度で接している。個人的には、テロを起こした側とされているイスラム国のISを擁護するつもりはないが、かといってフランス側を支持するわけでもない。無関心というか、どっちに対しても肩入れしないようにしている。130人近い人たちが亡くなったということで、それに対する怒り、犯人への憎悪は相当だと思うが、はっきり言うと、そんな大事件を起こしたIS側の、フランスやフランス国民に対する怒りや憎悪も相当だったと解するのが妥当かな?と思う。犯人側の気持ちへの想像力を働かせるのは容易ではないかもしれないが、そういった想像力を働かせることができなければ、またこういう事件はいつかは起きるでしょうね。

 

今回のテロは、フランスによるシリアへの空爆が原因と言われている面もあり、テロを起こした犯人らと同様に、フランスへの非難を示している識者もいるようです。フランスや世界各国は、その点に関してはほとんど触れない。フランスもシリア民を多く殺しているという現状があり、それへの報復なのでは?という見方もある。フランスやそれ以外の国の政府にとっては、空爆は正義だが、テロは卑劣という考えがあるのでしょうか?因果関係がはっきりしない面もあるので、現時点では何とも言えないが、テロを起こすほどの、何らかの動機があったのはその通りなんだろうと思う。その動機は、一般人からしたらほとんど動機として認識されないか?そんなことで・・・と思えるようなものなのかもしれないが、当事者にしてみれば、そんなことで・・・だと!?と、思えるようなことなのかもしれない。そういう感情によるすれ違いこそが、人間同士のぶつかり合いを生むんだろうし、だからこそ他者への想像力が全く働かないような人間、何が正義で、何が卑劣と、二分した考えしかできない連中が政府に居座っている以上は、こういう悲劇にまた繰り返されるでしょう。ある人たちの正義は、ある人たちからしたら悪なんだと。そういう認識への想像力を働かせて、考え方をどちらかが変えない限りは衝突は防げない。フランス側の正義は、今回のテログループ一味にとっては、卑劣以外の何物でもなかったんだろうから。

 

話はちょっと変わるが、「名探偵コナン水平線上の陰謀(ストラテジー)」では、以下のような描写がある。

 

円谷光彦「どうして人は人を傷つけるのでしょう?」

吉田歩美「みんな仲良く暮らせれば良いのにね」

灰原哀「無理ね。人には感情があるもの。目には見えない上にとても変わりやすい厄介な代物がね。それが友情や愛情ならいいけど、何かのきっかけで嫉妬や恨みに変わって、殺意が芽生えることだってあるんだから」

 

人間には感情がある。その感情はどうしても自分主体になる。そして、基本的に感情を優先して、自分のために生きる人間が多いという前提に立つならば、その生き方やそう生きることに付随して起きる自分たちへの影響が、マイナスの感情を生むこともなる。人間が普通に生きていれば、他者へ何らかの影響も残さないというのはありえない。その何らかの影響がプラスの感情を生むこともあれば、マイナスの感情になることもある。そして、何がプラスか?マイナスか?というのは、個々人によって異なり、自分自身が意図せず、普通に生きていることで与えた他者への影響が、とんでもなくマイナスだった場合、嫉妬や憎悪、そして最終的には敵対心に向かい、こういった悲劇になることもある。今回の事件でいえば、え?何がいけないの?と常人が思っていることが、ある一定の層の人たちからしたら、とんでもなく許しがたく感じることだってあるということ。これは感情そのものや価値観がそれぞれ違う人間が同じ地球上で生活していれば、避けられないことです。感情によるすれ違いは避けられないが、それによる衝突は避けられるかもしれない。

 

ただ、フランス側もイスラム教を見下しているような風刺をしたり、空爆も原因も1つなのかもしれないが、フランスが知らず知らずのうちに、テログループ一味の感情を逆立てていたのは確かなんだと思う。空爆が仮に原因だとしたら、個人的には、フランスが攻撃されたのは自業自得としか思えない。亡くなったのはフランス市民だから、そこは彼らもフランス国家の政策による被害者でしょう。あと、今回の事件を発端にして、ドラえもんのあのセリフを引用している人が結構いるみたい。ドラえもんの何の話か?は忘れたが、「どっちも正しいと思っているよ。戦争なんてそんなもんだよ。」というセリフがある。これは真理だと思う。私は少なくとも現時点では、テロ事件を起こした側の立場から正しいと感じることはできないないが、かといってフランスやフランスを支援する国々の側から、彼らの言動が正しいとも思えない。先ほども言ったが、こういった問題は結局感情のすれ違いが引き金になっている部分も大きい。感情による衝突はなくせないですよね。そうなると、私にとっては、一見すると人為的な事件だが、ほとんど自然災害に近い感覚です。いつどこで起きるか?分からないし、現実的にはなくすのは不可能だ。

 

実際、テロに対しては軍事的な対処しか方法がないないような感じです。また、フランス、日本も含めて、多くの国が犯人グループへの挑発に近いような言動で罵っている面を見ると、もう解決する気ないだろ。と思えてくる。テロに屈しろ!というつもりはないが、結局挑発で返したら、また同様の事件が起きるぞ。そして、また多くの人が死ぬぞ。当たり前といえば、当たり前かもしれない。オランド大統領、安倍首相、オバマ大統領にも感情があるからだ。だから、ああいった言動を発してしまう。そして、悲劇は永遠に止まない。だから、私は起きるべくして起きていると思うし、自然災害の類だと思っている。永遠に争いの終焉は不可能だし、止めることもできない。むしろ、止めようとするだけ無駄だと思っているので、私は自然災害と同様に、自分が被害に遭わないことように努めるしかない。どっちが良いとか、悪いとか、罵り合っていてもただの時間の無駄にしか思えない。フランスに現在滞在していて、事件当時もフランスにいたひろゆき氏なんかもそんな感じに思えましたね。事件発生当日の夜にニコニコ生放送で、Skypeにて出演していたが、話し声のトーンが事件を完全に他人事に感じているような雰囲気で、司会の津田大介氏も突っ込んでいたが、彼らしいと言えば彼らしい。そして、恐らくこの問題に関して、いい意味で傍観者の立場をとっていると思う。誰かを叩いたりしても永遠に解決できそうにない問題だから、何の感情も発せず、せっかくのフランス滞在を楽しんでいる感じでしたね。私もしばらくはそういったスタンスで事件を見つめたいと思います。

 

 

「テロに屈するな!」に屈するな (岩波ブックレット)

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