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就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

死刑制度に賛成しつつ、年金制度や戦争に反対することは矛盾する場合もある

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最近、死刑制度の是非について盛り上がっているというか、弁護士と犯罪被害者の遺族との間で討論会のようなものがあったみたいで、それがニュースになっていましたけど、結局死刑制度っていうのはいつまで経っても問題として残るのかな?って感じです。私の疑問としては死刑制度自体はこうやって槍玉に上がるけど、それ以外の刑罰については何故議論されないのか?私は死刑に対して否定的な見方だが、同じく死刑に対して否定的な人たちに聞きたいのは、なぜ死刑はダメだが、それ以外の刑罰は良いのだろうか?ということ。懲役刑とかは何で良いんですかね?私自身は死刑どころか、刑罰そのものに関して否定的な見方をしている。理屈で納得させられないものは、賛成できないのだ。懲役刑は冤罪があった場合に、お金で解決できるが、死刑はそれはできないということも言われるが、そもそもそれはおかしいと思うんですよね。時間を奪われたことをお金で解決できるっていうのは、少なくとも刑罰を与える側の勝手な理屈なわけだ。

 

解決できるって言うためには、冤罪を被った側が納得していないといけない。冤罪を被った側が納得していないのに、お金を渡して万事解決ということを是としてしまうと、結局それ相応のお金さえ渡せば、監禁とかもやり放題ということ?結果的にそれ相応のお金を渡せば懲役刑に服する必要のない人をそういう目に遭わせたとしても解決できるとなると、もちろん何の罪もないであろう人を一定期間監禁したとする。その人に結果的にそれ相応のお金を渡せば解決する=何の問題もないとして扱われるのだろうか?変な話だと思うのだが。こういう例を出すと、懲役刑の冤罪がお金を渡せば解決するというのは、些か都合の良い理論にしか思えない。そして、私自身は刑罰全般について疑問を持っているということを冒頭で述べた。それは刑罰を課すことがなぜ正当化されるのか?そこが分からないことを意味している。刑罰は客観的に見たら犯罪行為にも類するものだが、国が課すものは例外的に犯罪にはならない。ある意味、死刑を含めた刑罰を課すことを正当化するための1番の根拠は「国が決めたことだから」ということになるかもしれない。国は法律を作ることができる。だから、刑罰に関しての法律を作ることもできる。だから、犯罪者に対して刑罰を課して良いという法律がある以上は、その刑罰は正当化されるということになる。

 

ということを根拠に死刑制度とか、刑罰そのものの正当性を主張している人はいるが、この主張の仕方も欠陥が全くないわけではない。この主張の最大の問題は、国が造った法律なのだから、その法律によって担保されている刑罰は正当性があるというものであるため、国が造った法律=正当性があるという論理になってしまう点です。その理屈から矛盾しないためには、国が造った法律は全てを正しいと認めないといけないはずだ。例えば、国がとんでもない法律、国民の目線から見て大半が反対するような法律を作ったとしても、それが法律である以上、先ほどの主張をするような人間は当然その法律を遵守しないといけない。現実的に起きていることとすれば、年金制度がどれだけ不満であっても、保険料を払いたくない等の文句を言うのはおかしいとか、憲法や法制度を整えて、国が戦争を起こそうとするならば、それに従順に従うべきとなる。つまり、法律なんだから正しいという見方をしてしまうと、国の腰巾着になってしまうことになる。法律に、国の取り決めに一切文句を言えなくなってしまうのです。それが矛盾のない行動になってしまうからです。

 

それを実際にやっているというか、そういう一貫した行動がとれる人間ならば、こういった理屈で正当性を主張するときにとりあえず矛盾は出ないだろうが、多くの人間はそうではないと思う。現行の年金制度に不満たらたらだろうし、戦争にも反対する人間は多いと思う。そうなると、この論理も破綻するだろうと個人的には思っています。刑罰だけに限らないけど、法律っていうのは、正しい、正しくないというよりは、それを支持する人間が多くいないと機能しないものである。死刑制度がなぜ国内で機能しているか?というと、賛成する人間が多いから。反対多数なのにこの国では死刑制度が普通に存続していたら、国会に誰かが爆弾でも投げているかもしれない。ある法律が正しいか?正しくないか?刑罰を課すのが正しいか?正しくないか?ってのは、もはや感情論以外では議論が難しいと思っているから、賛成でも反対でも上手い理屈で回答を出すことは難しいと思う。現状起きているのは、ある刑罰、ある法律を支持する人間が多いものは機能し、そうじゃないものは機能しないというもの。年金制度はガチで支持者が少ないため、いろいろな問題を抱えている市、機能不全になる日も近いと思いますよ。正しいか?正しくないか?というよりは、それを実践して機能するのか?しないのか?という目線でみた方が良いのかもしれない。

 

 

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