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新幹線で手荷物検査はやらない方が実は安全のために良いと思う

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最近、新幹線の車内で殺人事件が起きたようだが、そういった事件を受けて、案の定というべきだろうか?なぜ手荷物検査をしないのか?という意見があるようだ。こういった意見は以前にもあったんですよ。数年前に新幹線内で男性が焼身自殺を図った事件があったと思うのだが、そのときにも手荷物検査をすべきだという意見がありました。それでも新幹線を運営しているJR側は実施する感じはないですね。やらない理由、やれない理由はいろいろとあるんだろうけど、私は手荷物検査をやっても事件を防ぐことにつながらないと思っています。手荷物検査を実施する理由が、こういう事件を防ぐためという目的ならば、私はほとんど意味がないと思います。というのも、手荷物検査が仮に実施されていれば、今回の事件の犯人は凶器を車内に持ち込めなかったはずなのだ。すると、犯人はどうしただろうか?凶器を別のモノに変えたか?犯行現場を変えたか?のどちらかの行動をとるだけだと思うのだ。ナイフとかを仮に一切持ち込めないようにしたとしても、それはナイフを使って犯行に及ぶことができなくなるだけなのだ。

 

例えば、名探偵コナンでは靴下の中に10円玉を大量に入れて、勢いをつけて振り回し、それで撲殺をしたという事件が描かれている。靴下と硬貨を車内に持ち込ませないことなんて無理だろう。こういったケースが現実にあるか?どうかは別としても、身近にあるもので凶器になるものは実はいくらでもあるってこと。手荷物検査をして、特定の凶器を使って犯行に及ぶのを防いだとしても、事件が減るわけではない。また、2001年の同時多発テロ以降、航空機の手荷物検査は厳格化されたし、その結果航空機内でのテロ行為は減ったのかもしれない。しかし、それ以降車を使ったテロとかが増えた印象なんですよね。結局、これも航空機内でのテロが別の手段のテロに変わっただけであって、使えない手段はやめて使える手段に移行しただけともとれると思います。社会全体としてテロの減少につながったのか?は疑問だし、航空機内でのテロの減少はあったとしても、テロの発生件数に変化がないとしたら、何の意味があったのか?はよく分からないのだ。航空関係者からすれば、自分たちが被害に遭わない確率が高まるならば意味は大いにあると言えるが、それは別の言い方をすれば、別の場所で被害に遭う人が増えるだけなので、根本的な解決にはあまりなっていないと思う。

 

また、手荷物検査を実施すると、安心感が絶対に生まれると思うのですよ。安心感というのは別の言葉を使うと「油断」だ。つまり、手荷物検査をやっているのだから、あんな事件はもう起きないだろうと油断をする人は絶対にいる。油断こそが1番危ないと思うのです。だから、私は理想を言えば「新幹線って危ない乗り物だよね」という危機感のようなものが常に国民の頭にあった方が良いんじゃないの?と思うのです。危機感があれば、そのための対策をとったりする人が増えると思うのです。ネットのニュースを見たけど、新幹線の座席を盾にする方法とかが載っていたりして、危機感を感じている人ほどそういう情報にアクセスして、知識として頭の中に入れておくんじゃないのか?と思う。つまり、私に言わせれば、手荷物検査なんてやれば、国民の油断を助長するデメリットが大きいと思うのです。手荷物検査をやらないで、新幹線は常に危ない何かを車内に持ち込む人がいるかもしれないという危機感を国民に持たせておいた方が、マシなんじゃないか?と、そっちの方が逆に被害減るんじゃないの?と思っているのです。自衛をする人が増えるのが、私は理想だと思っているけど、それが増えそうなのはやっぱり危機感を持っている状況なんですよ。新幹線の場合にはずっと手荷物検査やってこなかった歴史がある中で、こういう事件は数えられるほどしか起きていないと思うので、手荷物検査をやって得られるメリットよりも、すでに話したようなデメリットの方が大きいんじゃないか?と思うんですよね。

 

本当の安全っていうのは、安全じゃないかもしれないという予測が働いているときだと思うのです。安全だと思っている状況こそが1番危険だと私は思っているので、国民の安心感を増すようなやり方っていうのは、気持ちの面での安心というのは確かにあるかもしれないけど、被害は増えやすくなると思います。危険な状況が発生したときの備えがないからです。だから、気持ちの面では不安が常にあるけれども、そういった状況の方が実は実質的な安全はより確保されている状況なんじゃないか?と思うのです。乗客の安心感と乗客の実質的な身の安全の確保のどっちが重要なのか?と言えば、後者だと思うので、新幹線が手荷物検査を実施しないというやり方は、私はある意味正解だと思っています。乗客としては安心の方を求める傾向にあるのかもしれない。それは結局事件に自分がまきこまれる確率はむちゃくちゃ低いのだから、実質的な安全よりも自分の安心をとりたいという気持ちがあるからだと思う。確率論から言えばそれが間違っているということではないのかもしれないけど、鉄道会社からすると、1人の被害者も出さない方が重要と考えるだろうし、鉄道会社が実際どういう理由で手荷物検査をやらないのか?はちょっと分かりかねるが、鉄道会社の姿勢というのはあながち間違っているとも言えないと思うのです。

 

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