飲食店は全面禁煙に!?ということを厚生労働省が考えているようだが、個人的には何でそんな案が出てくるのか?さっぱり分からない。「飲食店業界が厚労省の進める「原則禁煙」に反対表明 嫌煙派は「意味がわからない、全面禁煙にするべき」と強硬姿勢を強める | ニコニコニュース」の記事にはその詳しいことが書かれているが、個人的には飲食店だろうが、なんだろうがお店の中を全面禁煙にする必要はないと思っています。逆に飲食店を全面禁煙にしても良いと言える根拠がやや薄いと思うんですよね。したがって、私は喫煙者ではないけど、全面禁煙をすることはないと考えています。
>現在受動喫煙防止は、健康促進法による「努力義務」にとどまる。今回の厚労省の案が決まれば、飲食店側は、完全に禁煙にするか、喫煙室を設けるかの選択を迫られることになる。
こうした中、5つの業界団体が都内で緊急会見を行い反対の声を挙げた。日本フードサービス協会の菊池唯夫会長は、「居酒屋などお酒を出す業態や小規模な事業者ほど、コストの増加や客離れによる影響が大きい」と飲食店側の金銭的な負担を訴えた。 「一律に禁煙にするのではなく喫煙、禁煙、分煙と事業者ごとに判断できる制度にしてほしい」 大手飲食チェーン店では全席禁煙にする店もあるが、個人経営のスナックなどでは客離れのリスクなどもあり、業界団体はこうした状況を危惧している。
これに対してネットでは、嫌煙派を中心に批判的な声が相次いだ。 「反対してる意味さえわからんな。無視していいレベル」 「あり得ない! 時代に逆行しまくり。全面禁煙でいくべき 」 「サービス残業禁止にすると売上げが落ちるっていう経営者と一緒」「喫煙できる店かどうか入る前にわかればいい」という声もあるが
しかし、受動喫煙の対策を飲食店側に対応を丸投げすることについて異を唱える人もいる。 「受動喫煙を防ぐことを飲食業界に求めるのはいかがなものか? 国がたばこの販売を許容しているのに。 弱いものいじめ的な気がする。 『喫煙可の店です』と知らしめて、嫌なら入店しない ってので、いいんじゃないの??」 たばこが嫌いな人であれば喫煙可の店に入らなければいいし、という意見だ。
上記の引用文を読んだうえで、私が言いたいことは、お店の言い分が99%正しいと思いますよ、逆に、飲食店の全面禁煙に対して反対するお店を非難する声もあるようだが、ここに書かれているものに関しては、根拠が特にないみたいなので個人的には賛同できない。私が飲食店が全面禁煙をしないでも良いと考えるのにはちゃんとした根拠がある。それは飲食店というのは厳密に言えば公共の場ではないからだ。不特定多数の人が大勢集まるという意味では、公共の場とは言えなくはないが、それって自宅に多数の人を招いたら、そこも公共の場になるっていうのと変わらない理屈なんですよ。つまり、飲食店っていうのは誰かの所有物なわけですよ。その空間はちゃんと所有者がいるわけ。つまり、飲食店は所有者にとっての私的空間であり、そこに不特定多数の人が集まるからこそ、公共の場に見えているだけなのです。私的空間のルールを何で国にとやかく言われないといけないの?という疑問が当然出てくる。だって、私的空間なんだから、自宅でタバコを吸っていたら文句を言われるのと変わらないわけですよ。つまり、厚労省が言っていることは、理屈で正当性を説明できないと思います。
おまけに引用文にも書かれているけど、全面禁煙にしないでも客側が選べば言いだけだと思うんですよね。飲食店があらかじめうちは全面禁煙なのか?そうじゃないのか?が分かるように表示したうえで客側が選べば言いだけだと思う。全面禁煙のお店も実際ありますよね。そういうところが良いならば、そこを利用すれば良いだけであって、全面禁煙のお店以外はありえない!と思うならば、全面禁煙じゃないお店を避ければ良いだけじゃないですか?だって、飲食店って生活になくてはならないお店ではないと思いますから、仮に全面禁煙のお店が0で、全面禁煙のお店じゃないと嫌だという人にとって利用できるお店が皆無だとしても困らないと思うんですよ。現実的には全面禁煙のお店も多少なりともあるでしょうから、尚更困らないです。そんな状況の中で、国が飲食店に対して全面禁煙を指導する正当性がまるで感じられないのです。単に飲食店に負担を強いているだけであって、それをあえてやらないといけないほどの必要性までは感じられない。完全なる公共空間ならばやっても良いというか、やるべきだと思っているくらいなのだが、私的空間はそれぞれのお店が法律の範囲内で営業をして良いと思う。飲食店から喫煙席が廃止されたりすれば、それによって迷惑を感じていた人はメリットがあるのはその通りだが、それを言うならばタバコを法的に認めているのは何でだ!?と絶対に文句がきますよ。引用にもすでに出ているけどね。
私は飲食店を日頃からほとんど利用しないので、嫌煙家の私が被るメリットはほぼない。飲食店から喫煙席が廃止されても迷惑を元々感じていなかったので、メリットがないというのもあるけれども、正当性を説明できない点が1番の問題だと思う。嫌煙家の私が飲食店の肩を持つのも珍しいかもしれないが、飲食店としては由々しき問題だと思います。飲食店から喫煙席などを廃止して、全面禁煙を実施したら客離れが実際に起きるのか?どうかは分からないが、仮に起きたとしても国は知らんぷりでしょう?だからこそ、私は飲食店の全面禁煙には全く賛成できないのだ。飲食店という私的空間で全面禁煙とするならば、自宅だって複数人の居住者がいる場合には全面禁煙にすべきだと思う。そこまでやるんだったらまだ賛成する余地はあるが、何で飲食店だけなの?と疑問が沸く。そもそも受動喫煙がそんなに問題だと思うならば、そこまでやるべきだと思うけどね。国のやり方が中途半端なだけに説得力が欠ける気がするんですよね。飲食店で喫煙者がいると迷惑なのはそうかもしれないが、そういう場合には全面禁煙のお店を探して利用する、または飲食店を利用しないなどの選択をとらせる方が私は賢明だと思います。
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