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生まれた意味を知るRPG(常識を妄信するバカをバカにするRPG)

テイルズオブジアビス」というゲームソフトをご存じだろうか?日本の有名なRPGシリーズであるテイルズ作品の10周年記念作品であり、2005年にPS2で発売されたソフトです。私は当時買いまして、ちょっとやっていたんですけど、それが高校2年生から3年生になる頃だったので、受験勉強に忙しくなり、次第にやらなくなりました。したがって、当時は全体の10分の1くらいしかクリアしていなかったと思います。それを最近になって再びやり始めたわけです。15年ぶりなので、当時の記憶はあまりなく、新鮮な気持ちでプレイできましたが、このゲームはストーリーが非常に深い。深いというのはいい意味でも、悪い意味でもという話なのですが。テイルズって、だいたいこういう感じのストーリーが多いと思います。ドラクエとかと比べると、ストーリーが複雑です。ドラクエは小学生でも理解できるようなものですが、テイルズはそれぞれの作品ごとに違うものの、重いストーリーが多い気がします。かつ複雑なので、ゲームをプレイしながら、理解できなくなってくる面もあります。

 

テイルズオブジアビスもそんな感じで、設定とかがいろいろとややこしくて、調べながらプレイしないと何がどうなってんのか?よく分からなくなってきます。そして、この作品は副題というか、ジャンル名が「生まれた意味を知るRPG」となっています。テイルズシリーズはどの作品も基本的に「〇〇なRPG」、または「〇〇のRPG」といったジャンルがつけられているのです。この「生まれた意味を知るRPG」というのは、これだけ聞いてもよく分からないと思うけど、実際にゲームを進めていくと意味がはっきりと理解できます。全体の3~4割くらいまで進めると、ああ・・・そういうことだったのね。と分かるのです。このテイルズオブジアビスというゲームでは、現実には今のところ存在しえない、ある特殊技術が存在しており、それが主人公の誕生に深くかかわっていました。また、主人公が生まれた理由に関しては、預言(スコア)という要素も実は関係しています。ある都合によって生まれたのが主人公だったわけですけど、この預言に関しては、テイルズオブジアビスを語るうえでは欠かせない存在です。

 

簡単に説明すると、このゲームの世界では、古くから偉い人が預言を詠んでいたのです。この預言は舞台となる世界が繁栄を極めるまでの道しるべとなっており、この預言通りに人々は生きていれば、必ず繁栄がもたらされるという言説がありました。実際、それはある意味正しい面もあったのでしょう。だからこそ、人々は預言を妄信し、それに従い生きていく。その預言の中にどんなに罪深いことが詠まれていても、人々はいずれ訪れる繁栄のために、その預言通りに行動していったのです。その結果、例えば戦争なども平気で起こすような始末でした。この世界の人々は預言への依存が深刻であり、預言こそが正しいという思考停止の末期状態だったのです。預言というのは、私たちが生きている現実世界で言えば「常識」に相当するものでしょう。人が守るべき、正しいと信じるべき信念や行動指針などの意味で使われていると思います。そんな預言依存の状況に対して疑いの目を持っていたのが、ゲームでプレイヤーが実際に扱うことになる主要キャラたちです。彼らは預言に支配されている状況を変えるべく、別の言い方をすれば戦争などをやめさせて、平和な世の中にすべく、冒険をしていくわけです。

 

この預言に依存しっ放しのゲームの世界は、別に現実と乖離しているとは思えません。現実の人間だってほぼ同じでしょ?(笑)と思います。私たちが生きている現実世界で言えば、必ずしも常識という言葉だけに囚われません。良識、モラル、道徳、倫理、法律、ルールなどの言葉もほぼ同じでしょう。それが真理であると誰も説明できないにもかかわらず、それを正しいと大多数が信じ込んでいるものは、預言と同じだと思います。特定の行動などを非難するときに、まともな頭の人は、なぜ?という部分を説明するはずです。こういう理由だから、あなたの行動はおかしいというプロセスを経ると思いますが、まともじゃない頭の人は、結論を言って終わりです。その時によく出てくるワードが「非常識」です。常識に沿ってないからダメだと言うだけで、理由が存在しません。理由を考えられない頭なのかもしれませんが、何が悪いのか?説明する能力がないということです。つまり、傍から見れば否定されている理由が理解できません。常識に沿っていないのがいけない?じゃあ、イノベーションは悪ってことか(笑)非常識な発想から生まれるものですからなあ。非常識が悪っていうのは、そういう観念があるだけ。そして、その観念を信じている者がいるだけなのです。それの何が正しいのか?を問うたときに、私を論破することができるでしょうか?

 

ただ、別の言い方をすれば、戦争はいけないことだという常識はあるけど、それも結局は預言と同じです。戦争がなぜいけないのか?それは常識にはなっているが、理由はなんだろうか?常識や非常識の概念と比べれば、まだ理由は出てくると思います。しかし、その理由は戦争のデメリットにしか言及されないでしょう。戦争の悪いところを述べて終わりだと思います。頭が悪い人はだいたいこんな感じ。悪いところがあるから悪であるという、稚拙な思考しかできません。じゃあ、包丁は人を殺す道具になるから同じく悪であると?(笑)包丁を作る奴も買う奴も悪なのかな?悪い部分があるから悪になるのであれば、世の中の全部が悪なんじゃないですか?(笑)悪か?どうかって、普通はメリットとデメリットを比較して初めて出る結論だと思います。

 

戦争を始める人間がいるってことは、メリットがあるからやっているわけだ。それに「希望は戦争」という名言を残した人もいる。戦争が起きてほしいと思っている人もいるわけです。そういう意味では、テイルズオブジアビスの中では戦争それ自体は否定的な意見を主要キャラは持っているように見えるが、実は預言を妄信している人々と脳内構造はあまり変わらないとも言える。預言を無条件に信じている無能をバカにしているように見えるけど、特定の何かを、この場合においては戦争を無条件で悪と考えているならば、状況はあまり変わらない。実際、このゲームにも戦争を起こすことでメリットを実感する存在が出てきますから。別の作品になるけど、テイルズオブファンタジアという作品では、「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」というセリフがありますが、これがよく分かるような状況にも思えます。この人の心という悪の存在は、作中では同時に善であるとも捉えられているわけですが、結局人の心、観念などは善とも悪とも捉えられる、その場やその人たちの都合で作られているということです。だから、戦争が悪という人もいれば、善であると考える人もいるわけです。

 

このテイルズオブジアビスの面白いところは、預言を妄信する輩を否定する人間の中でも対立しているという部分です。主人公を含めたパーティーの面々と対立する存在がいるのですが、その対立する存在も預言それ自体は否定的です。つまり、預言によって支配されている世界の解放を目指していました。しかし、そのやり方で対立をするわけです。そして、そのやり方の部分に絡んでくるのが主人公の誕生の秘密です。なんのために生まれたのか?そこがこのゲームの核心であり、テーマにもなっています。生まれた意味とは何ぞや?と聞かれたら、私はそんなものはないと答えるだろうな。人が生まれるということは、誰かの意思によって勝手に行われることである。つまり、生まれるという状況は、生まれた本人の意思とは何ら関係ない。生んだ側の何らかの都合があって起きることである。そういう意味では、生んだ意味はあるだろう。生んだ側にとってね。

 

しかし、生まれた側にとっての意味はなんだ?後付けでなら生じるかもしれない。つまり、生まれた人間が生きて楽しい人生を送ることができた、それによって生まれてきた意味はあったと結果的に考えることは可能であるが、生まれた時点では、生まれた側の意味はもはや存在していないだろう。「生まれた意味」とは、結果的に生じる(可能性がある)ものであり、このゲームにおいてもそんな気はしないでもない。というのも、このテイルズオブジアビスの主人公は、自らが生まれた意味を冒険の中で探し求めるのだ。人が人を生むということは、生む時点までは生まれた人間ではない、別の誰かの都合が最も関係している。しかし、生まれて成長をしていく過程では、本人に生まれた意味が生じる可能性があるだろう。でも、それが具体的に何なのか?は分からない。ちなみに私に関して言えば、今のところ生まれた意味は不明です。今後見つかるかもしれません。人によって思い浮かべるものは違うのだろう。主人公がたどり着く生まれた意味とは何なのか?そこがみどころの作品です。こういう説明を聞けば分かると思うけど、テイルズって本当にストーリーが複雑でで、ややこしいですよ(笑)

 

テイルズ オブ ジ アビス - 3DS

テイルズ オブ ジ アビス - 3DS

  • 発売日: 2011/06/30
  • メディア: Video Game
 
テイルズ オブ ジ アビス

テイルズ オブ ジ アビス

  • 発売日: 2005/12/15
  • メディア: Video Game
 
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