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願望と妄想の中で生きる日本人が世の中に普通に存在している事実

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西村博之氏がフランス代表のサッカー選手のアジア人への侮辱発現に関して、言語学者の小島剛一氏に対してツイッター上であるレスをしたらしい。ただ、このレスの中では、小島氏にとって看過しがたい文言があったみたいで、そこに関して小島氏が食いつき、自身のブログで反論記事を掲載していました。その後、ネット上では、例えば以下にあるようなまとめ記事が賑わう状況となります。

 

matomame.jp

 

私の場合、そもそもフランス代表のサッカー選手のアジア人差別発言のニュース自体全く知らないので、西村氏の発言や小島氏の反論の妥当性に関しては全く分かりません。したがって、小島氏がブログに載せて反論文に関しても、それが妥当なのか?の判断はできません。というか、私が気になったのはそこじゃないのよ。上記のまとめ記事にもあるけど、「論破された」という言葉が結構使われてるんですよ。それは西村氏が普段いろいろな人たちを論破しているからこそ、逆に論破されたぞ!という意味合いで使っているのではないか?と思われます。ただ、私がおかしいと思うのは、この状況がなぜ「論破」なのか?ということです。論破の定義はいろいろあるんだろうけどさ、私のイメージだと、お互いにレスバトルをしていて、相手の言っていることに反論できなくなったケースで使う言葉だと思っています。つまり、同じ土俵で相手とコミュニケーションを取り合っている前提が必要なんです。たださ、この小島氏の反論に関しては、自身のブログに載っているんですよ。ツイッター上で反論するなら分かるんだけど、何でブログなの?というのはまず疑問だ。ただ、それは人の勝手と言われたらしょうがない。

 

しかし、ツイッター上でレスしていた相手に対しての反論それ自体をブログに書いても、西村氏には届かないんじゃないの?と思うんですが。仮に西村氏がその事実を知ったとしても、彼がブログの文章を読むか?どうかは分からない。論破されたと言えるためには、最低でも彼が文章を読んだことを証明しないといけないが、誰にもできません。要するに小島氏の言っていることに西村が反論していないとしても、それって反論する機会が与えられてない(可能性がある)状況ですよね。小島氏の反論文を読んだうえで、何も言い返せないと確実に言えるシチュエーションがあれば、「論破」で良いと思うんだけど、西村氏のリアクションが何もない中で、そもそも反論文を読んだ保証もない中で、何でこれが論破なの???本当に首をかしげるしかない。この理屈を使うと、私が小島氏に対して何かしらの不備を指摘したら、その時点で彼を私が論破した扱いになるんですか?(笑)反論と論破を同一視するってことかな?

 

それにこの騒動に対する反応のコメントをいろいろと見てみたらさ、西村氏が論破されたとか、完敗だったみたいな内容は結構見つかるのよ。しかし、理由が書かれてなかったり、書かれているものでも小島氏の反論文がかなり納得いったから。共感できるから。みたいなものがほとんどだったのよね。つまり、西村氏が反論できないから論破、完敗と評価しているわけではなく、自分にとって賛同できる文章がそこにあったから、論破、完敗と評している人たちだったのです。ただ、彼らの中に小島氏の反論文がいかに妥当であるか?の根拠を述べてた人は1人もいませんでしたが。そこまで頭を使える人が、この状況を論破なんて言いませんからねえ(笑)

 

小島氏の反論文の妥当性は知らないので、それは西村氏に読んでもらって判断してもらいたいが、こういうのって実は日本ではよく見るよなと思える光景なんだよね。まさにタイトルでもあるように、現実に存在する状況が自分の願望通りのものである、そのように妄想することをやめられない日本人っているんですよ。今回のケースとは別の例で言えば、今年の3月くらいだったかな?PS5の転売価格が下がってきたことで、Youtube上で「転売ヤー大敗北!」、あとは「転売ヤー大爆死!」みたいなタイトルで動画をアップしている人をそこそこ見た(動画の中身も見た)んだけど、当時でPS5のメインとなる通常版の転売価格が6万円強くらいだったかな?と思う。一時期8万円強くらいまでいった転売価格からすれば、確かに下がりつつある時期だった。でも、別に希望小売価格を下回る状況はまずありえない(この当時でももちろん下回っていない)中で、どこが大敗北なの?大爆死なの?と私は疑問を感じずにはいられなかった。当時の6万円強という状況であっても、希望小売価格で仕入れている人であれば利益は全然出るわけです。転売で稼ごうとする人たちが8万円の転売価格のPS5を仕入れようとしたか?と言われれば、あまり想像できない。

 

しかもその後転売価格は再び上昇し、2021年7月現在で言えば、ヤフオクなどのPS5通常版の相場は9万円前後くらいです。1台あたり3~4万円程度の利益が出る状況となっています。いずれはPS5の供給が増えて、転売価格はどんどん下がっていくと思うが、新品のものを寝かせておくと、時間はかかると思いますけど、また高く売れますよ。例えばPS3で言えば、新品と謳われているもののヤフオクの落札価格は、全体的に定価の2倍程度です。PS4については、新品をつい1年くらい前まで市販で買えたので、新品でも大して利益が出る状況ではありませんが。でも、数年経てばPS4の新品価格もまた上がるでしょう。この現状を見ると、転売ヤーがむかつくと感じる層が作る、転売ヤーが大敗北、大爆死したことにしたい!という願望と妄想の世界が見えてきますよね。そうしないと、彼らは自分たちの平穏な精神を保てないんじゃないですか?転売ヤーが苦境にあえぐ世界を自分の頭の中だけで作って、それを現実のものとして捉えているんでしょう。

 

西村氏みたいな論理で他人を責める人を嫌う層って、絶対に日本では多いと思うですよ。それは論理的思考が可能な人が絶滅危惧種だから。日本は感情論による正義こそが特徴的な国だと感じています。それこそ「正論ハラスメント」みたいな言葉が流行る国なわけじゃないですか?つまり、感情論で語りたい人からすれば、論理で圧倒してくる西村氏みたいな人は厄介そのものだと思いますよ。自分がまともであるというスタンスを保ちたい、自分が無能であるという可能性を抹消したい人からすれば、正論を言ってくる奴が悪なんだ!という幼稚園児みたいな理屈を持ってくるしかないですからね。日本では、そんな感情論タイプの人がわんさかいるのでしょう。これは私の体感での判断ですけど。だからこそ、さっきと同じで今回西村氏が論破されたことにしたいと考えた人が世の中に多く出たんじゃないですか?(笑)こういう光景を見て、やっぱり日本人は日本人なんだなあ(笑)と、再認識しました。でも、現実世界で思考力に難がある人の場合、願望と妄想の中で生きた方が恐らく幸せだと思うので、私はそれ自体は否定しませんよ。本人なりの幸せになるための努力なんでしょうから。西村氏が完膚なきまでに論破されたことにしたい、完敗したことにしたい人は、そういった方法でぜひ幸せを掴んでみてください。私はそういう趣味はありませんが。

 

 

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