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イケダハヤト氏の展開する著作権論には6割くらい同意

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トピック「著作権」について

 イケダハヤト氏のブログの「コンテンツを「パクる」のは、なぜいけないの?教えておじいさん! : まだ東京で消耗してるの?」のエントリーをきっかけにして、ネット上でいろいろと物議を醸している模様です。著作物が無断に使用、パクリ等されていた場合に第3者が口を挟んで、その使用している人を咎めるのは是か?非か?イケダ氏は非といっているわけで、私はイケダ氏の言うところはある程度理解できます。著作権の問題が親告罪を理由にして、同じ親告罪である痴漢などを例に持ってくる人がいますけど、痴漢を撃退することは、痴漢被害に遭っている人を必ず救うことにつながり、実際、被害に遭われた人が「余計なことしないでよ!自分で解決したのに!」といったことを言って来るケースはまずはない。だから、こちらの方は同じ親告罪でも、第3者が口を挟むことについて問題になりません。

 

ただ、著作物の侵害行為については、それが文章なのか?画像なのか?それ以外なのか?にもよりますけど、転載とかパクリをしても必ずしも著作者が被害を受けるとは言えない。例えば、自分が撮影した写真が別のブログに無断で載せられていたけど、そこに写真に対する賛辞のコメントが溢れていて、とても気分が良くなった。とか、自分のブログの文章が無断で転載されたけど、それがきっかけでたくさんの来訪者が来て、ブログのPVが急上昇したとか。挙げればいくつもメリットみたいなのがあるのではないか?だから、第3者が口を出すことが必ずしも著作権者のためにはなっていない!とするのが、多分イケダ氏の意見でしょう。私もそれには確かにと思える面もあります。それに批判をしているブログを何個か拝見しましたが、どれもこれも口が汚いな。というのが率直な感想です。有名なはてなブロガーっぽいので、あえてブログ名は出しませんが、イケダ氏の冷静沈着な文章の書き方、口調と比べると、小学生が喧嘩のときに使いそうな口調や言葉ばかりで、中には「イケダハヤトは強姦の合法化を唱えている」とか、明らかに侮辱だよな。と思える文章、ただ「イケダハヤトを殴りたい」を連呼するだけの意味不明なブログもあったりして、批判の内容自体もあれだけど、まず公の場に公開する文章として、ブロガーとしてもう少しまともな書き方できないのか?と正直思います。この人たち精神年齢いくつだ!?こんなことを平気で書く人たちが法律やマナーについて語るのか???

 

私なりの考えを述べると、著作物を無断で使用したりするのはよくない。それは異論はないです。できるなら、著作者に許可をとってからにした方が良い。それは間違いないです。じゃあ、著作者に断り無く、著作物を無断使用していると思われる人を見つけた場合、著作者に無断でその人を非難したり、使用をやめさせることかどうか?これは私はあまり好ましくない行為じゃないか?と思うのです。この行為は著作者に無断で著作物を使用する行為に等しいのではないか?と思うのです。それは著作者に無断で著作物を使用することが利益になる場合になれば、損害になる場合もあるから。要はどちらに転ぶか?は著作者しか知らない。第3者が口を挟むことは、著作者の知らないところで、新たな損害を阻むこともあれば、新たな利益が生まれるのを妨害されているかもしれない。一長一短だと思うのです。

 

これを分かりやすい別の例えにすると、Aさんは友達のBくんが好きだ。それをCさんは知っている。Cさんは善意からBくんに「AさんがBくんのことを好きだ」ということを伝えた。それを知ったBくんは、実はAさんを何とも思っていなくて、以降Aさんとかかわりづらくなって、話したりする機会も減り、Aさんはショックを受ける。これは第3者が余計なことをしてしまったゆえに、本人の知らないところで損害が発生してしまったケースですね。逆にBくんもAさんが好きで、両者がハッピーエンドになれば、第3者が行った行為は本人の知らないところで、本人のためになった。となるでしょう。Cさんの行った行為は非常にリスキーな行為ということが言えるかと思います。さて、この場合のCさんの行動を皆さんはどう評価するでしょうか?結果はあれだけど、善意なんだからしょうがないと思うのか。本人に断りもなく余計なことしやがって!なのか。

 

イケダ氏はこの記事をアップしてから、いろいろな人とやりとりをして、その模様も随時アップしているようですけど、イケダ氏の真意は結局は「第3者が著作者の利益、または真意について判断が容易にできない」というところのように思えます。中には経済的利益くらいは判断できる。としている人もいます。イケダ氏それも否定しているようですが、これについては私は何とも言えません。少なくとも、痴漢被害に遭っている人を助けるよりは、リスキーな行為である。良かれと思った行為が余計なお世話になってしまう可能性が高いのは事実くらいのことしかいえません。しかし、第3者が一切を口を出さない事態が当たり前になれば、コピーやパクリが事実上のし放題となり、著作物を勝手に使用されたくない著作者が、損害を被るのをあらかじめ防ぐ意味でも、第3者が口を挟んでいく意味はあるのではないか?とする意見もあります。イケダ氏はこれを「私刑」と呼んで批判しています。私はこういう行為については、自分たちの利益を守るための行為としては、少なくとも口を挟むくらいでは犯罪ではないので、そこまで批判はしません。ただ、私はそういうことはしません。というスタンスです。

 

結局のところ、著作権について第3者が口を挟む場合、それが誰のために行われているか?が問題なんです。自分じゃない、権利が侵されていると思われる著作者のために行動するなら、まずは著作者に連絡してみる。そして、著作者の意思を確認してから行うというのがベストでしょう。逆に自分も1人の著作者であり、こういう事態を野放しにしていると、自分の著作物が勝手に侵害されかねないことを危惧しているのが理由ならば、著作者に無断で、勝手に口を挟んで当該侵害行為を諌めるのも、特別おかしなことには思えない。前者が理由であれば、何の断りもなくいきなり著作物を無断使用していると思われる人物を咎めるのは勇み足であり、後者ならそんな問題はないかな?というのが私の感覚です。痴漢と違って、本人に尋ねている時間的余裕があるので、そうした方がよりベストではないでしょうか?痴漢も尋ねられるなら尋ねた方が良いかもしれないけど、多分そんな時間的余裕はないし、「今からあなたのこと助けますよ?」と尋ねても別に断られることは99.9%ありえないから、誰も事前に尋ねないだけでしょう。

 

逆にそういうことを事前に尋ねて、一定の確率で「私が自分で解決するわ!余計なことしないでよ!」と言われてしまう事例が多数発生すれば、世の中の風潮として、痴漢に襲われている人を見つけても、いきなり助けない方が良いな。という風潮に間違いなくちょっとずつ変わりますよね?それが現実的に起きていると思われるのが、今回の著作権の問題に近い気がします。確実に余計なお世話になってしまうことが事前に明らかであれば、著作者に断りなく行動することが逆に咎められるでしょう?逆に余計なお世話にならないことが明らかであれば、著作者に断りなく行動しても、誰も責めたりしないでしょう。じゃあ、それがワカラナイ場合は?簡単に判断できない場合は?まずは著作者に連絡をとってから、行動に移すのがベストではないでしょうか?

 

しかし、同じく自分の著作物の利益のみを考えて、こうやって第3者が口を挟むことで、無断で著作物を使用する人が減少し、他の著作者の利益が仮に逸失しても、自分の著作物さえ今後守られればそれでも良いという考えの人は別かもしれませんけど。それが良いか?悪いか?というのはなんとも言えませんけどね。他人を犠牲にしても自分の今後の逸失利益を防ぐというのは、自分目線から見ると意味のある行為ですから。他の著作者が仮に損害を被っても、必ずしもダメとも言いづらい。こうやって、考えてみると、やっぱりこの問題は難しいので、他人の著作物を利用する際には一応断っておく。そして、他人の著作物を無断使用していると思われる人を見つけて、口を挟む場合にもできることなら一応断っておく。この両方が徹底されれば1番良いのではないでしょうか?

 

 

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