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就職しないで、ブロガーになった人のBlog

就職して雇われてお金を稼ぐという従来の働き方にとらわれない、未来の生き方を模索していきましょう。

性善説に期待して無料で傘の貸し出しをしたら大半は返ってこないのは当たり前に予想できた

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今朝の朝日新聞の一面の1番下の天声人語の欄に、善意から始めた貸し出し傘のサービスを行っている高校側の嘆きが載っていました。無料の傘の貸し出しサービスを行っているのは、全国でも結構あるようだけど、調べたら返却率はどこもかなり低いらしい。天声人語に載っている、仁愛女子高校でも同様らしい。この高校では返却率を上げるための努力をいくつもしてきたが、特に効果はなし。この状況が続くならば、サービス自体を辞めざるを得ないとしている。無料の傘の貸し出しサービスは、確かにいざというときには便利でしょう。私は利用したことはないが、中学生のときに傘を持っていなくて、部活終わりに雨がたくさん降ってきて、中学に置いてある傘をみんな借りて帰った記憶があるくらいです。その傘は確か返したと思うんだけど、他の人は返したのかな?結構、借りていた人数いた気がするけど。こういうのは完全に性善説であることを前提としたサービスだと思うが、貸し出しである以上は返す義務があるということになる。しかし、大半は返ってこない。天声人語の欄には、「傘のことだけで言うならば、人は性悪説だ」という高校生のコメントも載っていたが、傘を返さない人ばかりなのは、人が性悪説だから。ではない気がする。

 

私は過去にこういうサービスを利用したことがほとんどないものの、私の想像ではそりゃ大半が返却しないだろうな。という予測が簡単に立つ。というのも、傘を借りる手間と比べて返す手間があまりにも重いからです。傘を借りるときの手間っていうのは、ほとんどないに等しいものかもしれないけど、傘を返すときにはある問題が生じる。それは傘の必要性がないにもかかわらず、傘を返すためだけに持っていかないといけない必要が生じてしまうことです。傘を借りた日はとりあえず良い。しかし、別の日に傘を返しに行かないといったときに晴れていたらどうするだろうか?傘はどう見ても必要ない。そんな日に傘を家から持って、返却先まで赴かないといけない。単純に傘を持って赴くだけならまだ良いかもしれないが、私だったら周りの視線が気になりますね。「あの人、何でこんな天気で傘を持っているの?」みたいな感じで思われているんじゃないか?と想像してしまう。じゃあ、雨の日はどうか?雨の日は傘を返却した後に傘がなくなっては自分が帰ることができないので、往きから傘を2本持っていかないといけなくなる。それもまた嫌だよな。と思う。

 

しかし、借りた傘で往きは凌いで、帰りはかばんとかに入れておいた折りたたみ傘で凌ぐという方法もあるので、雨の日でも返すことが言うほど手間が重いか?っていうと、そうでもない気もしてきます。曇りの日とか雨が降るか?微妙な天気のときには結果的に雨に降られないときもあるだろうし、そういうときには往きで傘を持っていても不自然ではないし、結果的に雨が降らなかったならば、返して帰ってきても問題ない。そうなると、貸し出し傘を返すチャンスは結構あるということです。それでも、返却率が悪いってことは、単純に面倒くさいんでしょうね。実際、そういう理由で返ってこない貸し出し傘は多いと思うし、ちょっと考えれば分かりそうなものじゃないか?とも思うけど、仁愛女子高校などは、人の性善説に期待したけど、見事に裏切られたということで、かなり落胆している模様です。私はこういうサービスをやるのならば、傘は返ってこない前提でやった方が良いと思う。傘が返ってこないことを是認するわけじゃないけど、現実的な側面から言うと、まずそこに期待するのは無理だ。だから、私はお金を貸して欲しいと頼まれたときには、返ってこないつもりで貸す。逆に返ってこないと困る金額を貸して欲しいと言われたら貸さない。そういうスタンスです。

 

こういうサービスって、本当はいらないと思う。いらないと思うっていうか、持ち主が不明な傘を集めてきて、それを無料であげるようなサービスの方が良いんじゃないか?と思う。基本的に社会のスタンスとしては、自分で傘を用意させる(不意なときに備えて折りたたみ傘を準備させる)で良いと思っていて、それが稀にできない人がいるから、そういう人のためにストック自体はあった方が良いとしても、別に新規で新しい傘を買って渡す必要はないと思う。中古というか、ちょっと汚い、ぼろいものでも、持ち主が分からないような、捨てられたと思われる誰も取りに来ないような傘が世の中には結構あると思っていて、そういうのを貸し出しではなく、あげれば良いと思うんですよね。たいていの人間は折りたたみ傘を用意できるはずだから、不意な雨にも備えられるはずなんですよ。本当はね。この問題に関しては、屋台のときのラムネ方式みたいにお金を預かって、返しに来たらそれを返却するという方法が良いのでは?という声もあったが、これは実質無料で返すことを催促するものだから、方法としてはありかもしれないね。中には「舛添知事をせこいと言っていた日本人がこの有様ですよ」という揶揄の意味も含まれたコメントもあったが、厳密に言えば窃盗罪に当たりそうな事案だけに、日本人の民度もそんなものかもしれないですね。舛添知事は一応犯罪はしてないですから。人にものを貸すときにはガチで返ってこない覚悟で貸したほうが良いと思います。

 

 

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